自賠責(自動車賠償責任保険・以下「自賠責」と書く)は、医療調査という名目で被害者の医療情報を取得しています。被害者は、自身の賠償が決定される自賠責が取得した情報の真実性を情報主体者として知る権利があります。
自賠責は、被害者の取得した医療情報の開示には応じています。
コピーした診断書に「原本と相違ない」と裏面に記載し、担当者が押印した物を「原本」と主張し情報開示に送付してくるようです。
しかし、それは偽造原本であって、謄本ですら、ありません。
診断書は、作成権限者・医師が原本を確認し認証しなければ謄本ですらありません。
そんな基本的な事すら理解していない、理解するつもりもない自賠責の担当者が公金である自賠責の査定を行い、謄本ですらない偽造コピーで被害者の賠償を否定しているのが現状です。
たとえば、あなたが1000円札を複写し、複写したコピーにこれは1000円札の原本と相違ありません、と署名押印すれば、原本とあつかわれ1000円札として使えますか?
コピーした人には原本を証明する何の権限もありません。
原本を証明できるのは、作成者だけです。
コピーした人が原本性を証明できるのであれば、どんな偽造でも可能です。
つまりは、国家事業である自賠責で、いかに偽造された診断書が原本として扱われ、「もう治ったから、治療費の必要性は認められないのでお支払いできません」「後遺症には該当しないので、お支払いできません」と、被害者の賠償を不当に否定してきたのかが、わかるのです。
そして、賠償されなかった被害者は、健康保険で自費で治療する結果となり、本来は加害者が負担しなければならなかった治療費を公金でまかなわれている、という現状もあります。4月からの健康保険の値上げには、こういう理由もあるのです。
つまり、自賠責の担当者は真実性のない診断書を取得しただけでなく、真実性のない診断書を原本として利用することで、2重に不正をはたらいている、という事なのです。
投稿日:2012/05/10(Thu) 23:14 No.59797 | |
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☆交通事故治療 国保一次給付 10億円規模の未回収・北海道新聞
http://blog.goo.ne.jp/nnn_go/e/8272d88f741501b93bf4543c3cfd749b
☆「自賠責、資産累積5兆円に」国債の利払いに流用・朝日新聞 http://www.kamo-law.com/img/news/4.jpg
☆「自賠責保険支給ゼロ」泣き寝入り多いの指摘・朝日新聞
http://www.kamo-law.com/news.htm
☆東京都・町田市 損保に返還請求 交通事故被害者の治療費
http://iseki77.blog65.fc2.com/blog-entry-5600.html
☆第3者求償業務に怠慢による国保赤字は市町村国保課の責任
http://www.y-moto.net/cgi-bin/yybbs550/yyregi.cgi?mode=past&pastlog=20&page=500&bl=2
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